インプラントの持ちは?

インプラントは人工の歯だと認識されていると思いますが,当然虫歯にはなりません。また通常であれば歯よりも剛性が高いため,折れたりもしません。ではインプラントは永久に持つのでしょうか?

マイホームで考えてください。どれほど贅を尽くした豪邸を建てても,地盤沈下が起こったら一たまりもありません。歯やインプラントは歯肉と骨に支えられています。この骨が地面に相当すると分かりやすいと思います。インプラントを支える骨が地盤沈下のように吸収してしまうと,どれほどインプラントが丈夫でもダメになってしまいます。 特に歯を失う原因が歯周病であった場合は要注意です。

しかしご安心ください。歯周病は地盤沈下と違って予想が可能です。しかも歯周病のある人と無い人ではインプラントの持ちに対して統計的に有意差が無いことが報告されています。つまり歯周病を適切にメンテナンスすることによりコントロールが可能だというこです。

また歯周病をコントロールすることにより,糖尿病の数値が改善したり,心臓の負担を軽減することができるとの報告もあります。最近では,糖尿病専門医から歯周病の治療依頼がくることもあります。逆に歯の状態が良くないと体重が減ったり,胃の消化不良を起こしたりもします。このように歯・歯肉を含めたお口の全体のメンテナンスが全身の健康に繋がっているため,定期検診(メンテナンス)の重要性は高まる一方です。

高い品質のインプラントを長く持たせたいと考えられているのは,インプラントをされた患者様のみではありません。主治医をはじめとして,被せ物を作成した歯科技工士,クリーニングを行う歯科衛生士などすべてのスタッフが各々の分野で責任を果たしたいと考えています。我々のメンテナンスプログラムに積極的に参加し,インプラントを含めた残りの歯すべてを持たせてみませんか?

 

 

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